忍者ブログ

Tokyojapan1192

 見ざる聞かざる言わざる  「See no evil, hear no evil, speak no evil.」  「不見、不聞、不言」

ブログ内検索
最新記事
カテゴリー
特選リンク
バーコード
忍者カウンター

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2024.04.20 (Sat)
Category[]

逆指値注文

逆指値注文の活用:売り

一般的に株の注文方法というと指値注文と成行注文なのですが、数年前からその存在感を強めていった注文方法があります。
それが…

逆指値注文だっ!!

…いや、今や当たり前の注文方法なのですが、私が株を始めた頃にはまだ逆指値注文を取り扱っている証券会社は少なく「もっと色々な証券会社で逆指値が出来ればいいのに…」なんて考えていたものです。

それから私はしばらく株から離れてFX(外国為替証拠金取引)にウツツを抜かす訳ですが、株の証券会社と違いFXの業者では逆指値は当たり前だったのはある意味衝撃的でした。
で、1、2年後にまた株の世界に戻ってきたら、いつの間にか逆指値はスタンダードになっておりました…

…まあ私の下らない浦島話はどうでもいいとして、逆指値の仕組みと活用法を。

普通の指値注文は「この値段まで下がったら買い」もしくは「この値段まで上がったら売り」というものなのですが、 なんと逆指値は逆なのです(当たり前)
「この値段まで上がったら買い」もしくは「この値段まで下がったら売り」なのです。

普通に考えれば「高くなったら買って、安くなったら売る」という変な状況なのですが、これが実に様々な活用法があるのです。
その活用法の最たるもの…というか、このために逆指値は存在すると言っても過言ではない使い方が「ロスカット」と「利益確定」です。

ロスカットとはいわゆる損切りの事ですが、普通の指値注文や成行注文を使った損切りの場合と逆指値の損切りを比べてみましょう。

まず状況からですが、100円で買った株を90円になったら損切りすると決めたとします。
指値や成行の場合90円でキッチリ損切りするためには、株価が90円になった時点で売り注文を出さないといけません。

しかし通常の指値や成行の「売りの場合は上で待ち構える」という特性上リアルタイムで株価を見ていないと90円キッカリの損切り売り注文は出せない訳で、もし仕事などで値動きが見れない場合、引け後の株価は90円を大きく下回っている可能性もあります。

しかし逆指値の場合は売り注文は下で待ち構えるので、90円で逆指値注文を出しておけば、90円まで落ちた時点で自動的に売れるのです。

この「下で待ち構える」という特性を利用して最低限の利益確保にも有効です。
仮に100円で買った株が現在110円になっていたとして、ここから順調に上がっていけば良いのですが、下がってしまった時の事を考えて101円に逆指値を入れておけば最低限1円の値幅の利益は確定する訳です。

もし順調に115円、120円と株価が上がって行くようなら、逆指値もそれに従って105円、110円と切り上げて行けば下落時の利益もしっかり確保できる優れもの。

逆指値注文には他の注文同様“売り”と“買い”がありますが、おそらくほとんどの方は“売り”しか使っていないでしょう。
それほど逆指値注文における“売り”は重要であると言えます。


逆指値注文の活用:買い

さて、前回の項目「逆指値注文の活用:売り」を見た方は、きっと逆指値の売りの重要性を分かって頂けたと思いますが、ここでは逆指値の買いについて書いて行きます。

逆指値売りでも書きましたが、今や逆指値はスタンダードな注文方法として定着しておりますが、実際使われている逆指値のほとんどは“売り”でしょう。
私も正直「ロスカット(損切り)」や「利益確定」の為の売り注文しか出した事がありません。

ならばなぜ逆指値に買い注文が存在するのでしょうか?
逆指値における買いとは「ここまで値段が上がったら買いますよ」という事で、普通“買い”は安ければ安いほど良い訳で、値段が上がったら買うというのは単純に考えると矛盾を感じざるを得ません。

その一見意味の無いように見える逆指値の買いですが、証券会社のサイトなどを見てみると、ちゃんと買いの使い道やメリットを説明しています。
それに深く関わってくるキーワードが「順張り」と「トレンド」なのです。

順張り」と「トレンド」の詳しい説明は各ページで書いていますのでとりあえず置いておいて、簡単に言ってしまうと「順張り」は“上昇している時は流れに乗って買う”という投資法で、「トレンド」とは上昇局面、下落局面などの株価の大きな流れの事です。
ゴールデンクロス
そういった上昇トレンドでの順張りでも特に重要になってくるものの一つに右図のような“ゴールデンクロス”があります。

ゴールデンクロスとは短期移動平均線が長期移動平均線を上抜ける事を指し、上昇のサインと言われています。
ゴールデンクロスに限らずチャート上で「このラインを超えたら上昇力が強まるだろう」という場面は様々あります。

つまり逆指値の買い注文は“上昇力が強まりそうなラインを超えたら即座にかつ自動的に買う”というような使い方が出来るのです。

従来の指値や成行による買い注文は今現在の値で即座に買うか、今現在の値より下で待ち構える事しか出来なかったのですが、逆指値は“今現在の値より上で待ち構える”訳です。

…と、ここまでは証券会社の言い分や、自分的に考えうる逆指値買いの使い道なのですが…

ここから本音を少々

一般的に逆指値と言えばストップロス(損切り)や利益確定に効果を発揮する「売り」を指す場合が多いでしょう。
というか、正直逆指値の「買い」を活用している人がどれだけいるのでしょうか?
実際私も「売り」には相当お世話になっていますが「買い」は一度も使ったことがありません。

まあヘッポコ投資家の私の意見などあてにはなりませんが、私の周りの個人投資家の方に聞いても「買い」を使ったことのある方はいませんでした。

もしかしたらみんなイマイチ使いこなせてないだけで、実は上手に使いこなすととても有効な投資法なのかもしれませんが…
自動売買などをする方にはいいのかな?


PR
2014.08.30 (Sat)
Category[投資]

板を使いこなす

株の売買は、『株を買いたい人の注文』と『株を売りたい人の注文』が一致したときに初めて成立します。…ということは、株を売りたい人がいないと株を買うことはできません。こちらが注文を出す前に、【買いたい人はいくらの株価で買いたいのか?売りたい人はいくらの株価で売りたいのか?】という情報を知らないと、株の売買はできないこともあります。


 その情報を得るためには、板を見る必要があります。買いたい人の集合体を買い板、売りたい人の集合体を売り板と呼びます。この説明だけでは不十分でピンとこないと思いますので、実際に板の見方について具体的にご説明します。


  まず下の表を見てください。これが板と呼ばれるものです(マネックス証券のマーケットボードプロという無料サービスから引用しています)。上段の青い数字部分が売り板、下段の赤い数字部分が買い板です。
 
         板(買い板・売り板)

 例を上げて説明しますと、売り板1376円のところを見ると、売りたい人が12,000株を指値で注文を出しています。(これは、1人の人が12,000株の売り注文を出しているのか、2人の人が「10,000株」と「2,000株」の売り注文を出しているのかはわかりません。) 同様に買い板で見てみると、1375円では、11000株の買い注文を出していることがわかります。


 ■それでは、あなたが『この株を今すぐ欲しい場合』は、どうすればいいでしょうか?

…答えは、成り行き注文を出すです。すぐに買い注文の出せば、売り板の一番安い値段、すなわち1376円で買うことができます。“売り注文1376円の12000株に自分の買い注文をぶつける』というイメージがわかりやすいかもしれません。(この場合、指値買い注文で1376円を指定しても同じ結果になります。)


 ■次に、『この株は欲しいけど、1376円で買うのは高いからイヤだ!今すぐでなくていいから、できればもっと安く買いたい!』と思った場合は、どうすればいいでしょうか?

…答えは、買ってもよいと思う値段で指値買い注文を出すです。例えば、1360円で1000株欲しい場合は、【指値買い注文・1360円・1000株】という注文を出してください。そうすると、買い板の1360円1000株という表示が1360円“2000株”という表示に変わると思います。これは自分で出した注文が買い板の上にのったということです。


 現在の株価(1376円)よりも低い株価で注文を出していますから、注文した1360円より高い買い注文がすべて成立した場合のみ、この株を買う順番がまわってきます。指値を下げるということは、株を安く買える代わりに、買える順番が遅くなるということです。


 ☆板を見ずに成り行き注文で買ってしまうと、とんでもなく高い株価で買うおそれがあるので、注文する前にあらかじめ板を確認しておくと安心です。


株を買うとき(売るとき)に値段の参考になるのが板(いた)と呼ばれるものです。
この板を読めるようになると株の売買がとてもスムーズになります。


 板情報は証券会社の口座を開設して、ログインをし個別の銘柄の情報を見れば誰でも簡単にみることができます。


例えば、以下の板は2009年2月のある日の【7203】トヨタ自動車の板情報です。


 板


 


左側の上部と右側に株の数量が並んでいるのがわかると思います。


 左側の数字は「この値段で売りたい」という人、右側の値段は「この値段で買いたい」という人がどれだけいるかを表します。


 それぞれの数字に書かれている数は、その値段でどれだけの株数の注文が出ているかを表します。


 株の売買はある値段で売りたい人と買いたい人がいた場合のみ成り立つので、上の図の上体では売買は成立しません。


 ただし、上のような板の場合であれば、一株につき3,190円出せば370,000株は買うことが出来ますし、3,200円であれば53,300株は売ることが出来ます


 銘柄によってかなり異なりますが、この板情報は刻々と変化を続けているので、売買が活発な銘柄については、つねに最新の情報を手に入れながら売買の決定をする必要があります。


 


また、成行注文の数量は板情報に反映されないので、この点についても意識しておくと良いでしょう。


 


このような買値と売値の指値情報を集めたものを「気配値(けはいち)」と言います。
買いが優勢の時は「買い気配」売りが優勢の時は「売り気配」と呼ばれるのも覚えておくと良いでしょう。


 一般的に買い気配のときは株価が上昇売り気配のときは株価が下落していくことが多いです。











デイトレード練習ソフト Fireworks





2014.08.11 (Mon)
Category[投資]

逆指値には大きく3つの活用法があると言われています。















「逆指値」について話をしていこう。

指値や成行に比べると、まだ歴史の浅い注文方法だけれど、
使いようによっては、非常に便利な注文方法だ。

では、早速内容に入っていこう。

まず最初に、逆指値という注文方法の定義からおさらいをしていこう。

逆指値注文とは、通常の指値注文とは違い、

「指定の株価以上になった時に買い注文を発動」
あるいは、
「指定の株価以下になった時に売り注文を発動」
させる注文方法のことだよね。

買う場合は安い株価の方がいいので、現在の株価よりも安い株価を指定するのが
通常の指値注文。

これに対して、現在の株価よりも高い株価を指定しておいて、指定した株価以上になった時に限って
注文を発動させるのが、逆指値注文だ。


例えば、現在の株価が500円の株があったとする。

その株には、通常の指値の場合、500円以下の株価を指定して、買い注文を出す。

(仮に、501円以上の株価で指値注文をした場合は、即座に注文が約定してしまう)

ただ、逆指値の場合は、501円以上の株価を指定して買い注文を出すことになる。

そして、その株が500円よりも上昇しなかった場合は、逆指値注文は画面上にも表示されず、
いつまで経っても約定せず、実質上は“注文なし”と同じような扱いになる。

しかし、もしその株が501円以上になり、指定していた株価に到達すると、
注文が発動するというわけだ。

逆指値注文は「逆“指値”」というネーミングだが、注文執行は成行で出すことも出来る。

先ほどの例で言えば、「501円以上になったら、成行で買い」みたいな注文方法も可能だ。

逆指値注文で言うところの“指値”は、あくまで注文を発動させる株価を指定する、
という意味のようだね。


で、逆指値を、どのようなときに使うことが多いかと言うと、「決済の時」と、
「ブレイクアウトのトレードルールでのエントリー」が代表的な使い方だろう。


「決済の時」というのは、たとえば、500円で株を買ったとする。

その後、510円まで株価が上昇したのを確認した。

このまま上昇が続くかもしれないし、下落してしまうかもしれない。
でも、ずっと値動きを見ていられる状況じゃない。

と言った場合に、「まぁ、505円まで下がってしまったら、
 利益確定するために売っちゃおう」なんて場合に、逆指値を利用する。

逆に、500円で買った株が、そのまま下落していたとして

「うわ! 495円まで下がっちゃったら、損切りをしよう」
という場合にも、逆指値を使うことが出来る。


また、「ブレイクアウトのトレードルールでのエントリー」
という場面で使うのは、以下のような場合だ。

ここしばらく、ずっと480円から500円の間を行ったり来たりしている株があったとしよう。

しかし、君の見立てでは、そろそろ上昇するタイミングが来ているのではないか?
という感じがする。

と言った場合に、「もし500円を超えて、 501円の株価をつけた場合は そのまま急上昇する可能性が高い。
 だから、501円以上になったら、買い」という逆指値注文を使うという方法があるだろう。



さて、ここまでは逆指値注文の基本編と言うか、少々株を実践している人ならば知っていることだ。


そして、逆指値注文にも、今まで話してきた「指値」「成行」と同じような、あまりスポットライトを浴びない特徴がある。


普通、あまり語られない、逆指値の特徴。

それは、「逆指値の節目は、狙われる」という特徴だ。


以前(と言っても、10年ほど前だが)は、個人のトレーダーには「逆指値」という注文方法は
ほとんど許されていなかった。

ところが、ネットでのトレードが主流になり、「普段、ザラ場を見られない人でも
 お手軽に売買ができるように」と、逆指値注文ができる証券会社が増えてきた
という経緯がある。

ずっとザラ場を見ていられる人で、損切りをためらいなく遂行できる人にとっては、
逆指値という注文方法は、特に必要ないからね。

自動売買を使う人や、平日は別の仕事をしていてザラ場を見ていない
人のために開発・開放された注文方法と言えるだろう。


この経緯自体には、まったく問題はない。しかし、この逆指値注文が流布すればするほど、
株価の節目での値動きが、“素直”ではなくなったと思うのは、私だけだろうか?


株価の節目というのは、例えば先ほどの例で言えば「480円から500円の間を行き来していた株の501円」とかが、それに当たる。

また、シンプルに「1,000円」とか「1,200円」とか、キリのいい株価も
“株価の節目”と言えるだろう。


人間の観察眼なんて、それほどたくさんのバリエーションがあるわけではない。

「ここら辺で、ブレイクするだろう」
「この株価になったら、あきらめよう」
「この株価で買いたいな」

なんて思う場所、株価というのは、個人個人で、それほど大差はない。

なので、市場参加者のみんなが、大体同じような場所・株価で
逆指値注文をつけたがる。


すると、どういうことが起こるか?

個人個人の注文は少なくても、まとまれば大きな株数になる。

大きな株数になると?

そう。大きな資金を持っているメインプレイヤーの格好の“エサ”になる可能性も増えるということだ。

資金が大きいから、身動きがとりにくい機関投資家などのメインプレイヤーが、ワザと“わかりやすい株価の節目”を超えさせたり、割らせたりする。

そして、個人の逆指値注文を発動させて、その後メインプレイヤーの有利な値動きに
「させられてしまう」。
というのは、充分考えられるシナリオだ。


ここからは、全くの想像だが、逆指値の注文は、すべて証券会社に発注される。

個人は、どんな株価で、それぞれの逆指値の注文が出ているのかを確認することはできない。


いままでの逆指値の特徴を、実践に活かすとしたら、君なら、どういう方法を思いつくだろう?

自分が逆指値を使うときはあからさまに分かりやすい“株価の節目”には設定しない、という防御策もあるだろう。

あるいは、メインプレイヤーが、どのように考えて逆指値を「利用」してくるかを考えてみるのも
いいかもしれないね。


いずれにしても、逆指値という便利な機能は、充分に使えばいいと思う。

ただし、どのような人が、どのように使っているのかだけは、
イメージをしておいた方が、痛い思いをしないで済むだろう。




2014.08.10 (Sun)
Category[投資]
Copyright © tokyojapan All Right Reserved.
Powered by Ninja Blog.
Template-Designed by ガスボンベ.