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2024.04.23 (Tue)
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株価チャートの見方1

株価チャートは株の基本とも言えます。初心者が見ても今までの 株価がどのように動いたかがビジュアル的にわかる ようになっている優れたものです。


しかし、昔の株価がどう動いていようが、そこから 今後の株価の動きの予想ができなければ意味がありません。株価チャートはあくまで判断の材料であり、絶対的なものではありませんが、覚えておくと投資の効率は飛躍的に上がるでしょう。


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まず、チャート

株価チャートイメージ

あなたが株を買いたい会社を見つけた場合、インターネットで株価チャートを見ることによってその株の過去の値動きを見ます。


たとえどんなに優良な会社でも、株価は上がったり下がったりするので、せっかくいい会社を見つけても株価の基準が高いところで買ってしまってはあまり値上がりは期待できません。


逆に、あまり業績の良くない会社でも、株価チャートを見てあきらかに値下がりしすぎている地点から上昇しだしたところであれば、今の株価は下がりすぎなのでその会社の業績に見合った株価まで値上がりする可能性があります。


株価が割高か割安かというのは、PERなどの指標を見て判断することもできますが、株価チャートを見ることで、割高か割安かだけでなく、今その株が上昇基調にあるのか、下降気味なのかという現在の株価の流れがわかります。せっかくいい会社を見つけて株を買うなら、株価が上昇基調にある時に買いたいですよね。

株価チャートはテクニカル分析の基本

テクニカル分析(株価の値動きから投資判断をする分析方法)を使い、株価チャートのみを参考に投資をして利益をあげる人もいるくらい株価チャートは極めてしまえば使えるものです。単なる過去の株価の値動きだけでなく、そこから何を読むかが大事です。


株価チャートの基本はローソク足チャートで、ローソク足チャートでは、ローソク1本で1日のなかの始値、終値、高値、安値がわかります。それらはネット証券のホームページ上で数字でもわかるのですが、前日、前前日と過去にさかのぼって株価を見ていくとき、全て数字で表されていても見にくくて普通の人は流れを読むことができません。数字でなくチャートという形でビジュアル化することで、今までの株価の動きを初心者にもわかりやすく見ることができます。


テクニカル分析では株価チャートの流れや株の値動きを見て投資の判断をします。「株価がある価格を越えたら強気のサインなので買い!」「ある価格より下がったら弱気のサインなので売り」「ゴールデンクロスが現れたので買い!」というような投資方法で、株価の値動きを見て売買をするので、チャートという形でビジュアル化されていないと売買のポイントを見つけることすら困難です。

チャートに表れる人間の心理

同じ株に投資をする人はみんなその株のチャートを見て値動きをチェックします。みんなが同じチャートを見て少なからず参考にするということは、株価チャートには人間の心理がはたらきます。「こう動いたから今度はこうなるだろう」という基本的なパターンは意外と簡単なのでみんな覚えています。基本を覚えることでいち早く株価の動きの流れを察知し、上昇が本格化する前に先立って買い、儲けることもできます。


また、「もし予想がはずれてダマシになった際はいくらで損切り」といった、 基本のパターン通りに株価が動かなかった時 のことも考え、先を読んだチャートの見方をすることで勝率を上げたり、損失を小さくしたりすることができます。


株価チャートはあくまで判断の材料であり、絶対的なものではありませんが、覚えておくと投資の効率は飛躍的に上がるでしょう。


では、基本となるローソク足チャートの見方を見てみましょう。

チャートの基本はローソク足

ローソク足チャートは、株価チャートで一番広く使われているもので、証券会社のホームページなどで見ることができるチャートはほとんどがこのローソク足チャートです。

1本で1日の動きがわかる

ローソク足チャートは、1本だけで1日の以下の株価がわかります。


ローソク足と数字の比較の図

ローソク足1本だけで1日の値動きがある程度わかります。図の右側のように数字だけで出てくるよりも、ビジュアルとしてイメージで捉えられるチャートのほうが見やすいし値動きの予想もしやすいですよね。


値動きの見かたは後で解説しますが、まずは実際にローソク足チャートを書いてみましょう。

ローソク足チャートの書きかた

始値・終値でローソクを書く

ローソク足チャートの図

ローソク足チャートの書きかたは、まず始値と終値の部分に線を引き、四角を作ります。始値より値上がりして、終値のほうが高い場合を陽線といいます。陽線の日は買い方の勢いが売り方より強かったことを意味します。


始値より終値のほうが値下がりしている場合を陰線といい、四角の中を黒く塗りつぶし、黒い四角にします。陰線の日は売り方の勢いが買い方より強かったことを意味します。


※陽線の場合、ローソクの下が始値、上が終値をあらわし、陰線(黒)の場合ローソクの上が始値、下が終値を表します。

高値・安値のヒゲを書き入れる

ローソク足チャート描き方の図

株価は1日の間に変動するので、一時的に始値と終値の間の値段よりも株価が高くなる時もあります。


例えば株価100円で始まり、125円まで上がったけれど終値は120円だったような場合です。高値(125円)が始値(100円)・終値(120円)のどちらより高く、ローソクの四角の中に高値が収まらない場合は、四角の上に線を引きます。そうすると、四角ではなくローソクの形になります。これがこのチャートがローソク足チャートと呼ばれる理由です。この四角からはみ出た高値の線をヒゲと呼びます。


安値が四角の中に収まらなかった場合は四角の下に線を書いて逆向きのローソク形にします。高値、安値とも四角の中に収まらない場合は上下にヒゲが伸びる形になります。

その日の値動きを見て翌日の動きを予想する

ローソク足チャートで1日の値動きを見ると、ある程度の次の日の株価の動きを予想することができます。


例えば、長い陽線で上にヒゲがない場合、陽線が長いということは大きく株価が値上がりしたので、上昇の勢いが強かったということになります。また、ヒゲがないということは、高値でその日の取引が終わったので、上昇の勢いが継続され、翌日もその勢いが続くと予想できます。


ローソクのヒゲの値動きの図

また、陽線でも、短い陽線の上に長いヒゲがある場合は、株価は一時かなり値上がりをしたけれど、そこから売りの勢いが強く、株価は戻されてしまったと予想できます。こうなると一時は上昇の勢いが強かったけれど、途中から売り方の勢いの方が強くなってしまったので、強気が継続するとは言えません。特に高値圏(すでに株価が値上がりしている状態)でこの形のローソク足が出た場合は、翌日から株価が下げ相場に変わる可能性もあるので注意が必要です。


ローソク足チャートには株価を見る期間によっていくつかの種類があります。

日足・週足・月足チャート

ローソク足チャートには、期間によっていくつかの種類があり、投資戦略にあったチャートを見ることが大事です。1日の株価で1本のローソクを書く日足のほかに、週の株価で1本のローソクを書く週足、一ヶ月の株価で1本のローソクを書く月足などがあります。

基本は日足チャート

ローソク足チャートの基本は日足チャートで、1日の始値・終値・高値・安値で1本のローソクを作ります。通常チャートを見るときはこの日足を見ます。ローソク足の基本形なので、日足で値動きを読めるようになれば、月足や週足のチャートも読むことができるようになります。

月足チャートで大きな流れを見る

月足チャートでは株価の大きな流れを見ます。月の最初の日の始値・月の終わりの日の終値・月内の高値・安値で1本のローソクを作り、株価の長期的にみた大きな流れを見るのに使います。


長期投資をする際などは、年単位で過去の値動きをチェックすることがあります。その際に日足チャートでは細かすぎて逆に見にくくなってしまうので、月足チャートを使います。会社四季報に載っているチャートもこの月足チャートです。


通常は長期の株価チャートは10年くらい前のものまで見ることができますが、中には30年前からの株価チャートを見ることができるものもあります。

週足チャート

週足チャートは日足・月足の中間の中期的な流れを見るのに使います。月曜の始値・金曜の終値・週の高値・安値で1本のローソクを作ります。株価の長期的な流れを見たいけれど、月足では流れが大きすぎてもう少し細かく見たい場合などに使います。


また、1日の中での株価の推移を見るためには日中足チャートを使います。デイトレードなどで使用するチャートで、日足よりももっと細かい、分単位で1つのローソクを作るチャートもあります。

デイトレードには日中足

ローソク足の種類には、1日の間の株価の推移をチャートにした日中足チャートもあり、デイトレードではこの期間の短いローソク足を使用します。

デイトレードの基本は5分足

日中足の基本は5分足というもので、5分間の間の始値・終値・高値・安値で1本のローソクを作ります。5分足では1日の中で株価がどう動いたかがわかるので、1日の株価の値動きで株を売買するデイトレードでは、この日中足のチャートを見て投資の判断をします。


ネット証券のサービスでは、リアルタイムで日中足チャートが作成されるサービスもあり、分単位、秒単位の値動きで株の売買を繰り返すデイトレードではこれらのリアルタイム株価チャートは絶対に欠かせません。


リアルタイムで更新されるチャートの動きを見ながら、株価がある値段を越えたら買い、どこまで値上がりしたら売り、予想が外れて値下がりした場合はどの値段で損切りの売り、ということをデイトレードでは株価の値動きを見て瞬時に判断していきます。デイトレードはチャートの見方に熟知し、素早い判断を求められますが、値動きだけで株を売買するので、経済指標の見方や企業分析などをしなくてもある程度は利益をあげることのできる方法になります。


日中足には5分足チャートのほかにも2分足・1分足など、ローソクを作る時間によって種類はいろいろあります。いろいろなチャートを見てみて自分の見やすいもので投資をするのが1番です。

1日の正確な動きを確認

デイトレ-ドをしなくても、日中足チャートは役に立ちます。日足チャートではわからない1日の正確な動きを見ることができます。日足チャートの場合、始値・終値・高値・安値はわかりますが、1日の中でどのような動きをしてその株価がついたのかまではわかりません。


長期投資の場合は1日の値動きはあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、株価が1日で大きく動いたときや、長いヒゲが出たときなどは、相場の転換となる可能性もあり、その日株価がどう動いたかは今後の株価の予想の参考になるので、日中足チャートも見ておいて損はありません。

株価チャートでわかること

ローソク足チャートの見方はわかりました。ではローソク足チャートをどう投資の判断の基準にしたらいいでしょうか?

買い方が強いか、売り方が強いか

ローソク足チャートの図

ローソク足チャートは、陽線の場合は始値より終値のほうが高く終わっているので、その日は買い方の勢いのほうが売り方の勢いよりも強かったことを意味し、ローソクの長さが長いほど強い勢いがあります。


株のしくみ/株価のページで解説したとおり、株価は私たち投資家が買いや売りの注文を出すことで決まります。買いの注文のほうが多ければ、売りたい人は売値を上げて高く売ることができるので、株価は上がっていきます。


陽線は株価が上がった状態で終わったときに出るので、陽線の日は買い方のほうが勢いが強かったことがわかります。逆に陰線の日は売り方のほうが勢いが強かったことがわかります。

十字線 - 買い方と売り方の勢いが同じ

ローソク足チャート、十字線のイメージ

買いと売りの勢いが同じ場合、始値と終値が同じ値段になり、ローソクの形にならないばあいがあります。これを十字線といい、株価の流れの転換点になります。特に、高値圏や安値圏で出た場合は株価の流れが逆の方向に向かう可能性があるので注意が必要です。


株価が上昇を続けている時は、「まだまだ値上がる」という強気の買い方の勢いが強いのですが、あまり高くなってくると、「そろそろ下がり出すんじゃないか?」という高値警戒感や、十分に利益が出てきた利益確定の売りの注文が出てきます。今まで勢いの強かった買い方と同じくらい売り方の勢いが強くなるとこのサインが出てくるので、その後売り方の勢いのほうが強くなれば下げ相場に転換する可能性も出てきます。


ただし、十字線が出た翌日また陽線で値上がりを再開すれば、買い方優勢は変わらないので株価の上昇の流れの継続が見込めます。

株価チャートにあらわれる心理

ほとんどの投資家は株の売買をする際に、株価チャートを参考にします。多くの投資家がチャートを参考にするということは、株価チャートには群集心理が働きます。その心理を読むことが株で勝率を上げるポイントになります。

同じ情報でも違う反応

ある株の株価が徐々に値上げしていき、10000円を突破した時、
「10000円を突破した!勢いがあるから買いだ」と強気に見てすぐに買う人
「ここまで上がったからもう十分だ」と利益確定の売りを出す人
「利益確定の売りで少し下がったところを押し目買い」と下がるのを待って買う人など、投資家によって様々な心理的反応を示します。


株価の動きやニュースによって、投資家にどのような反応をするか、どのような心理が働くかを知ること、そして今の市場ではどのような心理が大勢を占めるのかを考えていくことが、株の勝率を上げていく上で大事になってきます。企業の好業績発表が続き、米国の株価も上昇、日経平均も順調に上昇中など、市場が強気の時は強気の心理が大勢を占める確率が高くなります。


今の市場はこの情報にどう反応するか?を考え、群集の心理を読むことで投資の勝率は格段に違ってきます。

株価チャートは群集心理が読みやすい

株価チャートの場合、ある程度決まったパターンが一般に広まっているので、そのパターン通りに株価が動いた場合、チャートのパターン通りに動いたという安心感から、チャートのサイン通りの売買が活発になります。チャートで「買い」のサインが出た時、多くの投資家はそのサインにしたがって買いの注文を入れてきます。その流れにいち早く乗ることができれば、上手く儲けることができます。


逆に、株価チャートのパターンと反対の動きになった場合をダマシと言います。チャートでは買いサインが出たのに、その逆に株価が下がりだした時は、そのサイン以上の強い売り圧力があるということになります。チャートのパターンを信じて買いを入れた人が、逆の動きになったことで損切りの売りを出すことでさらに株価が下がり、下がったことでパニック売りが起こり、チャートのサインと逆方向に向けて強い株価の流れができます。


デイトレードなど、株価チャートを判断の基準として株の売買をする際は、このダマシになった時のことも考えて戦略を練ることが大事です。

株価チャートの読み方

実際にテクニカル分析をする際の株価チャートの読み方を解説します。

大勢が注目する数字に注目

株の板を見ているとわかるのですが、500円、1000円、10000円と言ったきりのいい数字や、過去の高値、過去の安値などには大きな買いや売りの注文が集まる傾向があります。大きな板があると、なかなかそこを抜けないものです。ただ、その板を抜いたとたんに、一気に買いや売りが加速し、株価が上昇したり下落したりすることがあります。


株価が上昇するときは、大きな板を上抜いたことで、買い安心感から、その株への買いが集中し、株価が上昇していきます。株価が下落するときは、大きな板を下抜いてしまってことで、まだまだ下がるんじゃないかという心理が働き、パニック売りから株価が急落します。


このように、大勢が注目する数字には人の心理が働くので、そこがキーポイントとなります。大勢が注目する数字には、きりのいい数字や過去の高値、安値以外にも、株価チャートに隠された数字があります。チャートに隠された数字を読みとることが株価チャートの読み方では重要になってきます。

トレンドライン

テクニカル分析で株価チャートを見る場合、きりのいい数字や過去の高値や安値以外にも、基準になる数字が出てきます。まずはチャートの波の底と底をつないだ線を引きます。チャートに引くこの線をトレンドラインといい、株価の下にあるラインを下値支持線といいます。チャートの波の山の頂上と頂上をつないだ、株価の上にあるラインを上値抵抗線といいます。


テクニカル分析では、これら上値抵抗線や下値支持線が「きりのいい数字」と同じ役割をはたします。上値抵抗線はそのラインで株価の上昇が抑えられ、そのラインを抜けることができればそれだけ上昇の勢いが強いので株価はさらに上がる確率が高くなります。また下値支持線は株価の下落を食い止め、そこから反発して上昇し出す可能性の高いラインですが、下値支持線を下に抜いてしまうと、下落の勢いが強いのでさらに下落を続ける可能性が高くなります。

トレンドラインの見方

トレンドラインの見方

株の値動きをチャートで見ると、波のようになっています。この波状の株価チャートから、買うタイミングや売るタイミングを見るために役立つのがトレンドラインです。


テクニカル分析重視の投資やデイトレードをする場合は、株価チャートのトレンドラインの見方が投資成績に大きく影響します。

下値支持線(サポートライン)での売買

下値支持線での買い

下値支持線(サポートライン)

チャートの波の谷底と谷底をつないだ線を下値支持線(サポートライン)と言い、トレンドラインを引いたチャートを見てみると、下値支持線で株価が反発して上昇することがよくあります。上昇した株価が下がってきて下値支持線に近づいたところが株の買いどき、押し目買いのポイントとなります。これは、チャートの波の性質によるものです。


株価は上昇または下降する際、大きな流れを作って一定の方向に動き、その大きな流れの中で小さな上下を繰り返し、波を作るという性質があります。上昇した株価が下がりだしても、大きな流れが変わらなければまた反発して上昇します。その反発の目安になるのが下値支持線です。一般的な株価チャートの見方としてもこのラインで反発して上昇をする可能性が高いと言われており、多くの投資家がこのラインを投資の目安にするためこのラインは反発の大きな目安になります。

下値支持線での売り

株価が下がりだし、下値支持線に近づいたら買いどきとなりますが、下値支持線以下まで下がった場合は売りサインになります。支持線での反発を狙った買いの勢力よりも売りの勢力が強いため、さらに下がりだす可能性があります。また、反発を狙って買いを入れていた投資家は、支持線を割り込んだことで、狙いが外れたことにより損切りの売りを出し、売り勢力に変わるためさらに売りが強くなります。下値支持線は買いのポイントとなりますが、このラインを割り込んで下がった際は売りのポイントとなるので注意が必要です。


支持線ぎりぎりで買うことができれば、期待どおり反発を開始すれば利益になりますし、支持線を割り込んだらすぐに損切りをすれば小さなマイナスで済みます。株で稼ぐには利益を大きく、損は小さくするのが基本。トレンドラインは絶対的なものではありませんが、見方がわかれば大きな目安として使えます。

上値抵抗線(レジスタンスライン)での売買

上値抵抗線(レジスタンスライン)

株価チャートの波の頂上と頂上をつないだ線を上値抵抗線(レジスタンスライン)と言い、株価が上値抵抗線に近づいたところが株の売りどきとなります。株価が上昇してきた際、このラインで反落し、下値抵抗線で反発し、上下を繰り返す傾向が多く見られます。

上値抵抗線での買い

上値抵抗線も下値支持線同様、このラインを上に抜けたら絶好の買いサインとなります。今まで抑えられてきたラインを抜けるほどの強い上昇の勢いがあること、抵抗線を上抜いたことでさらなる上昇への期待の買いが入ること、抵抗線付近で売った投資家の買戻しが入ることなどの期待が持てます。抵抗線で反落した回数が多いほど、強い上昇のサインとなります。


上値抵抗線(レジスタンスライン)

参考のチャートも、最初の上値抵抗線を上抜いたところで、そこから一気に上昇していますね。


※トレンドラインは1つではありません。同じチャートでも複数のトレンドラインを書き、ラインを突破したらまた新しいトレンドラインを書き、それぞれのラインを参考にしていきます。


また、株価が上値抵抗線を上抜くと、上値抵抗線は下値支持線に変わります。これは今まで多くの投資家が注目していたラインなので、上抜かれたあとも注目が続いているためです。上値抵抗線を上抜いたところで買うことができれば、下値支持線近辺で反発したところに買いを入れたのと同じようなものです。

ダマシを想定する

上値抵抗線を上抜いた場合、上昇の勢いが強いので買いを入れます。しかし、予想と反して株価が下がりだすこともあります。これをダマシと言います。抵抗線や支持線を抜けるときは株価に上昇・下降の強い勢いがあります。しかしそのサインがダマシになった場合、それ以上に強い反対方向への勢いがあるということになります。


トレンドラインの見方を覚えても、株価が必ず予想通りに動くというわけではありません。しかし、予想通りに必ず動くと仮定して売買をし、ダマシになったら頭が真っ白になってしまう人も少なくありません。ダマシになった場合も考慮して戦略を練ることで、さらに精度を高めた投資をすることができます。ダマシも「想定内」の投資をすることで、損は小さく、利益は大きくすることができます。




株価チャート


株価チャートとは株価の推移をグラフにしたものです
株価は数字で表されますが、数字だけを見ても値動きのイメージが湧きません。そこで、イメージが湧きやすいように株価の推移をグラフにしたのが「株価チャート」です。株価チャートにはいくつかの種類がありますが、その中で「ローソク足」を使った株価チャート(図-3)が最もよく使われます
(ローソク足から買いサインや売りサインを読む詳しい見方は、[一本のローソク足][複数のローソク足]を参照)

ローソク足では、始値高値安値終値の4つの株価を使ってグラフを作ります。

【図-1】 ローソク足
ローソク足の説明
※ 始値 = その日の一番最初についた株価
※ 高値 = その日の一番高かった株価
※ 安値 = その日の一番安かった株価
※ 終値 = その日の一番最後についた株価
※ 始値・高値・安値・終値を四本値とも呼ぶ


始値より終値が高い場合は、白抜きの四角で始値と終値を表し、白抜きの四角の事を「陽線」と呼びます。
逆に、始値より終値が安い場合は、黒く塗りつぶした四角で始値と終値を表し、黒く塗りつぶした四角を「陰線」と呼びます。また、四角の上下には高値と安値の線が出ますが、高値のヒゲを「上ヒゲ」、安値のヒゲを「下ヒゲ」と呼びます(図-1)。
【図-2】ローソク足と1日の株価推移
ローソク足の説明図-2 は、ローソク足と1日の株価の値動きの相関図になります。
日付の古い順に左から右へローソク足を並べていくと、図-3のような株価チャートが出来上がります。



【図-3】 ローソク足を使った株価チャート



株価の推移を見る株価チャート




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2014.07.23 (Wed)
Category[投資]

信用取引について/

<信用取引について>

 ここでは「信用取引」とは何か?という基本を解説します。信用取引とは、ひとことで言ってしまえば、「自分を信用してもらい、持っている資金以上に株式投資を行うこと」です。自分の資金や株式などを担保(たんぽ)にして、証券会社からお金を借りて投資することになります。信用取引のメリットは大きく分けて3つあります。


 

 1つ目は、「持っているお金以上の取引ができる」ことです。

 例えば、現物取引(一般的な取引)では50万円持っているときは、50万円分までしか取引できませんが、信用取引を使えば、最大で3倍の150万円分の取引ができます(レバレッジ効果)。うまく取引ができれば、利益は3倍となります。


 

 2つ目は、「株価下落時にも利益を出せる(空売り)」ことです。

 普通の株取引では、株価が安いときに買っておいて、のちに株価が上がったところで売ります。この差が利益になるので、安く買って高く売ることが勝利への近道です!
 空売り(信用売り)」は全く逆の発想です。なんと株価が下がればもうかるのです。空売り(からうり)のしくみを見ていきます。




1、証券会社に株を借りて、売ります(空売りと言います)(下図のA)。
2、株価が下がったところで買い戻し、株を証券会社に返します(B)。
3、「1」と「2」の差が利益になります。




 もう少し、わかりやすく解説します。
「A社株(株価:100円)」を1000株、証券会社から借ります。それをそのまま空売りしたとします。ここでは10万円(100円×1000株)です。その後、株価が90円まで下がったとします。 ここで1000株を買い戻します。買い戻しにかかるお金は、90円×1000株=9万円です。証券会社には1000株借りてましたから、9万円で買い戻した1000株を証券会社に返します。そうすると、どうなるでしょうか? 

 10万円の価値のものを9万円で買い戻したわけですから、差額の“1万円”が利益となります!




手順株価注文内容結果
1100円1000株の空売り(信用売り)10万円分の売り注文
290円1000株の買戻し(決済注文)9万円分、買い戻す
1万円の利益
 
 

 3つ目は、「株主優待をお得に手に入れられる」ことです。

 「現物取引の買い注文」と「信用取引の売り注文(空売り)」を組み合わせることで、株の売買手数料と信用取引の金利だけでお得に株主優待を手に入れることができます。買い注文と売り注文が両方入っているので、株価変動は意味がなくなります。手数料1,000円3,000円相当の株主優待を手に入れることもできます。(詳しくは下記サイトをご覧ください)

松井証券、カブドットコム証券を利用した、株主優待をノーリスクで手に入れる方法 (サイト:楽しい株主優待&配当)






<信用取引のルール>

(1) 6ヶ月以内に清算の義務があります。 

 「借りたものは返しましょう!」という、借金返済の原理です。6ヶ月以内に返すことが原則ですが、最近は無期限信用取引(一般信用取引)という返済期限なしの信用取引もあります(→松井証券)。ただ気をつけたいことは、信用取引はお金を借りているわけですから、毎日金利が発生しています。  (参考:一般信用取引と制度信用取引の違い


 

(2) 追い証(おいしょう)が発生することがあります。

 追い証というのは、「加で保金(担保)が必要になること」です。たとえば、信用取引で買っていた株が急激に下がったとします。持っている資金や株券を担保にできているうちはいいのですが、株価が下がったことで大きな損失を抱えると持っている資金では足らなくなることがあります。追証に応じることができない場合は、証券会社が自動的に注文を出して決済してしまいます。




 かんたんに信用取引について紹介しましたが、ちょっと難しいかもしれません。株にしっかり慣れて、かつ、リスク管理ができるようになってから検討してみてください。


 (信用取引の料金体系やキャンペーンについて知りたい方は、信用取引向け証券会社をご覧ください。信用取引のしくみについて理解を深めたい方は、一般信用取引と制度信用取引の違いを参考にしてください)


 

 ☆信用取引は使い方をマスターすれば便利な道具ですが、リスクの管理ができないと思わぬ損を出すことがあります。しっかり学習しましょう!



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2014.07.23 (Wed)
Category[投資]

板を使いこなす/日経平均株価とTOPIX/証券コードと業種の関係/株価チャートを学習する

実際に株を買ってみる

<板を使いこなす>              

 株の売買は、『株を買いたい人の注文』と『株を売りたい人の注文』が一致したときに初めて成立します。…ということは、株を売りたい人がいないと株を買うことはできません。こちらが注文を出す前に、【買いたい人はいくらの株価で買いたいのか?売りたい人はいくらの株価で売りたいのか?】という情報を知らないと、株の売買はできないこともあります。


 その情報を得るためには、板を見る必要があります。買いたい人の集合体を買い板、売りたい人の集合体を売り板と呼びます。この説明だけでは不十分でピンとこないと思いますので、実際に板の見方について具体的にご説明します。


 まず下の表を見てください。これが板と呼ばれるものです(マネックス証券のマーケットボードプロという無料サービスから引用しています)。上段の青い数字部分が売り板、下段の赤い数字部分が買い板です。


 
         板(買い板・売り板)



 例を上げて説明しますと、売り板1376円のところを見ると、売りたい人が12,000株を指値で注文を出しています。(これは、1人の人が12,000株の売り注文を出しているのか、2人の人が「10,000株」と「2,000株」の売り注文を出しているのかはわかりません。) 同様に買い板で見てみると、1375円では、11000株の買い注文を出していることがわかります。


 ■それでは、あなたが『この株を今すぐ欲しい場合』は、どうすればいいでしょうか?

…答えは、成り行き注文を出すです。すぐに買い注文の出せば、売り板の一番安い値段、すなわち1376円で買うことができます。“売り注文1376円の12000株に自分の買い注文をぶつける』というイメージがわかりやすいかもしれません。(この場合、指値買い注文で1376円を指定しても同じ結果になります。)


 ■次に、『この株は欲しいけど、1376円で買うのは高いからイヤだ!今すぐでなくていいから、できればもっと安く買いたい!』と思った場合は、どうすればいいでしょうか?


…答えは、買ってもよいと思う値段で指値買い注文を出すです。例えば、1360円で1000株欲しい場合は、【指値買い注文・1360円・1000株】という注文を出してください。そうすると、買い板の1360円1000株という表示が1360円“2000株”という表示に変わると思います。これは自分で出した注文が買い板の上にのったということです。


 現在の株価(1376円)よりも低い株価で注文を出していますから、注文した1360円より高い買い注文がすべて成立した場合のみ、この株を買う順番がまわってきます。指値を下げるということは、株を安く買える代わりに、買える順番が遅くなるということです。



 ☆板を見ずに成り行き注文で買ってしまうと、とんでもなく高い株価で買うおそれがあるので、注文する前にあらかじめ板を確認しておくと安心です。

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<日経平均株価とTOPIX>

 さて最初は、「日経平均株価TOPIXトピックス)」です。みなさんも、ニュースなどでこの言葉を一度は耳にしたこともあるかと思います。しかし、TOPIXと聞くと、何かむずかしいものが出てきたような感じもしますね。



 …でもこれは簡単なんです(笑)。日経平均株価とTOPIXは相場全体の流れを読み取る指標と覚えておいてください。むずかしく考える必要は全くありません。『数字が上がれば相場の調子がいい!数字が下がれば相場の調子が悪い!』。ただそれだけなのです。


 


 日経平均株価とTOPIXは数字の意味が少しだけ違います。「日経平均株価」は、東証1部上場の銘柄から選んだ225銘柄の平均株価のことをいいます。トヨタやNTTなどの日本を代表するような株が選ばれています。日経平均株価の特徴は株価が高い銘柄(値がさ株)が多いので、その影響を受ける特徴があります。(→ヤフーファイナンスで日経平均株価をチェックしてみる)


 


 「TOPIX」は、東証株価指数をアルファベット表記したものです。東証1部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割って出した数字です。時価総額というのは、会社を丸ごと買ったときの値段を表し、計算式は「株価×発行済み株式数」となります。株価が上がると必然的に時価総額も上がります。TOPIXは、時価総額の高い銘柄(規模が大きな会社)の影響を受けます。1968年の4月1日を“100”という基準にして算出されます。
(→ヤフーファイナンスでTOPIXをチェックしてみる)
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<証券コードと業種の関係>

 「証券コード(銘柄コード)」というのは、すべての銘柄についています。銘柄の横についているアレです(これのことです→ 2811カゴメ食品〕)。実は、いいかげんについているわけではありません。業種との関係で番号がついてます。以下は目安ですから、特に覚えておく必要はありません。



…このように業種別に振り分けられています。会社四季報などは、あいうえお順ではなく証券コード順に並んでいます。

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<株価チャートを学習する>

 「株価チャートを学習する」ということで、はじめにローソク足について紹介します。ローソク足は、そのあらわす期間の始値(はじめね)・終値(おわりね)・高値(たかね)・安値(やすね)と上ひげ下ひげで構成されています。 





 慣れてくるとパッと見ただけで、株価の状態が把握できるようになります。ローソク足の一定期間分を横に並べると、株価の全体の流れもつかみ取れます。覚えておくと大変便利です。


 

 ローソク足は簡単に分けると2種類になります。株価が始値よりも終値の方が高かった場合を陽線(四角の中が白い)、逆に終値の方が低かった場合を陰線(四角の中が黒い)といいます。


 

   <陽線>                <陰線>






 …陽線と陰線では、図のように始値終値の位置が逆になります。もし、陽線が何日も続くようであれば、始値より終値が常に上に来ますから、右肩上がりのチャートを形成します。これは相場に勢いがあり、買い手が多いことになります。逆に陰線が続くようであれば、終値が下に来ますから、右肩下がりのチャートを形成して、相場の勢いがなく売り手が多いことになります。


 

 単純にいってしまえば、株を買った後に陽線が続けば利益が出るということです。イメージで考えると「天使のような陽線」、「悪魔のような陰線」という見方がわかりやすいと思います。


 

 ☆ローソク足を使うと株価を視覚的にとらえることができます。



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<株価チャートを学習する②>

 「株価チャートを学習する」の続きです。
 前ページでは、ローソク足の基本的な性質をお話しました。さきほどの説明で陽線、陰線のイメージはある程度はつかめたかな?と思います。しかしローソク足は、前ページのようなオーソドックスな形のものばかりではありません。ここでは、株価の数字(始値終値高値安値)を具体的に当てはめてみて、それにより変化するローソク足の状態を見ていきたいと思います。(わかりやすく表現するために、ローソク足は少々極端に書かれています)。 



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<株価チャートを学習する③>

 再び「株価チャートを学習する」の続きです。
 これまでは、ローソク足単体についてみてきました。株価チャートはむずかしいなぁと感じていた方も、一つ一つローソク足に分解して考えるとわかりやすくなったかな?と思います。
 今度は、実際にローソク足をいくつか並べてみて、形成するトレンド(動向)についてみていきます。トレンドについてはいろいろありますが、ここでは、①上昇トレンド、②下降トレンド、③ボックス相場、④三角持ち合いの4種類を見ていきます (ローソク足のひげは便宜上省略しています)。




 ①上昇トレンドの場合


 上昇トレンドは、陽線が出やすく右肩上がりのトレンドラインになります。好業績であったり、よい材料が出ていたりと、買い意欲が断続的に続いている状態です。下値が支えられているため、はじめて買う株は上昇トレンドのものがよいかもしれません。


上昇トレンド

 ②下降トレンドの場合


 下降トレンドは、陰線が出やすく右肩下がりのトレンドラインになります。悪い業績であったり、悪い材料が出ていたりと、売り意欲が断続的に続いている状態です。下値が更新されているため、売り時がむずかしくなります。あまり手を出さない方がよいかもしれません。



下降トレンド

 ③ボックス相場の場合


 ボックス相場は、ある一定の値幅で株価が上下し続けることをいいます。買い材料や売り材料が出ないなど株主もどっちつかずの状態です。上か下か、どちらか一方に抜けた時、その後の動いた方向に値が大きく動くことがあります。


ボックス相場



 ④三角持ち合いの場合


 三角持ち合いは、ボックス相場の先細り状態のことをいいます。先細り後の動いた方向に値が大きく動くことがあります。    



三角持ち合い



 このように、トレンドにはいろいろなパターンがあります。世間では、このような株価チャートを使った分析をテクニカル分析といいます(テクニカル分析補足)。
 ここまで株価チャートについての紹介をいろいろとしてきましたが、これは相場の経験則にもとづいたものであって、今後必ずそのとおりに動くというものではありません。なぜなら相場が終わった後のことを言っているわけですから、どんなことでも言えるのです。みなさんが考えなくてはならないことは、過去のことではなく、未来を予想することなのです。




 テクニカル分析を用いて稼いでいる方もたくさんいますので、あながち間違っているとはいえません。しかし私個人の意見としては、テクニカル分析は心理戦的な面が強いため、株に慣れていない方には不向きだと思います。チャートによる分析は参考程度にとどめておくべきだと考えています。
 一方、後に紹介するファンダメンタルズ分析は、会社の内面(業績・材料・情報など)に重きを置いた投資方法です。私はそちらの方を重視したいと思っています。




       ☆チャートによる分析は目安程度にしておきましょう



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2014.07.23 (Wed)
Category[投資]
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