見ざる聞かざる言わざる 「See no evil, hear no evil, speak no evil.」 「不見、不聞、不言」
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ローソク足の基本的な見方
白抜きのローソクが長ければ長いほど、その株価は値上がりする力が強い
→ 今後も値上がりが期待できる
黒塗りのローソクが長ければ長いほど、その株価は値下がりする力が強い
→ 今後も値下がりする可能性が高い
ローソクの色がずっと白だった後で急に黒になったり、ずっと黒だった後で急に白になったときが、株価の動きの転機になる
ローソク足には、数分ごとにローソク足を並べていく「分足」と、1日ごとにローソク足を並べていく「日足」と、1週間ごとにローソク足を並べていく「週足」と、1ヶ月ごとにローソク足を並べていく「月足」があります。
短期間の株価の値動きを見る場合は分足・日足を、長期間の値動きを見る場合は週足・月足をみます。また、ローソク足と一緒に「出来高」のグラフを入れるのが一般的です(図-3 の緑色の棒グラフ)。(出来高とは、その日に取引された量のこと)
ローソク足を使って今後の株価の推移を予想していくことが、「テクニカル分析」の基本となります。
株価チャートがどんなものかイメージがつかめたところで、次の[一本のローソク足]では、ローソク足を使った具体的な株価の予想の仕方を見ていきます。
※ テクニカル分析に欠かせない株価チャートソフトで、ペコ丸が実際使っているお勧めソフトを別ページにて紹介しています。
大陽線 | |
大陽線とは、始値より終値が大幅に上昇したことを表すローソク足です。 特に規定はありませんが、始値より終値が5%以上高かった場合に大陽線と呼ばれることが多いです。 大幅に上昇したということは、多くの投資家が「その日の始値を安すぎる」と考えた、ということです。 この足が意味するところは、「先高(この先値上がりする)」です。特に、横這いが長く続いていた時(保ち合いという)や、ずっと株価を下げてきていてそろそろ底値だろうと考えられるところで出た場合は、そこを起点に上昇し始めることが多いといわれています。 大陽線を更に分別すると、4種類あります。 | |
![]() | 陽の丸坊主 始値から終値にかけて、一気に上昇した 先高見込み |
![]() | 陽の大引け坊主 寄付きで一旦下げたものの、すぐに切り返して引けにかけて一気に上昇した 先高見込み |
![]() | 陽の寄付き坊主 寄付きから一気に上昇したが、引けにかけて少し下げた 先高見込みだが、高値圏で出たなら、そこを起点に下降し始めることもあるので注意が必要 |
![]() | 大陽線 寄付きに一旦下げたものの、すぐに切り返して一気に上昇したが、引けにかけて少し下げた 底値圏で出ると上昇起点になりやすいが、高値圏で出た場合は下降起点になる場合があるので注意が必要。基本的には、先高見込み |
小陽線 | |
始値より終値が高いので陽線なのですが、大陽線とは違い始値と終値の差があまり無いものを小陽線といいます。 値上がり幅が少ないということなので、売り手・買い手共に迷っていると考えられます。 迷っているということは、他に材料が無い限り、この足が出ている銘柄に、手を出す意味が無いと考えた方が無難ではないでしょうか。 小陽線を更に分別すると、4種類に分けることができます。 | |
![]() | 小陽線 上下共にヒゲの無い小陽線で、一日かけて徐々に値段を上げてきた 上昇途中なら先高見込み、下落途中なら休憩・一時的な先高見込み(=本格的な方向転換とは考えにくい) |
![]() | コマ 短い上ヒゲ、もしくは下ヒゲ、もしくは上下ヒゲのついた小陽線で、買い手も売り手も一日中方向感が無かったことを表している この足が出た後は、上下どちらかに動くことが多いので、注意が必要。高値圏や底値圏で出現すると、それまでの勢いが無くなり、方向転換を暗示している場合もあり |
![]() | 下影陽線 下ヒゲの長い小陽線で、寄付きから一気に売られたが、引けにかけて値を戻し、結局陽線となって引けた 上昇途中の一時的な下落時に出現すれば、短期的に見て強い先高見込み |
![]() | 上影陽線 上ヒゲの長い小陽線で、寄付きから一気に買われたが、引けにかけて値を戻し、何とか陽線で引けた 上昇途中、または高値圏で出現すると、短期的に見て強い先安見込み |
同時線 | |
始値と終値が同じになった場合を同時線、または十字線と呼びます。 判断が難しい足で、先高・先安の見込みは出現した状態によりけりです。 一般的には、方向転換の足だといわれています。 同時線を更に分類すると4種類に分けることができます。 | |
![]() | 四値同時線 始値・高値・安値・終値の全てが同じで、かなり特殊な足 極端に出来高が少ない銘柄か、ストップ高・ストップ安などの要因で、値が動かなかったと想定できる 極端に出来高が少ないなら手を出すべきではなく、ストップ高なら先高、ストップ安なら先安見込み |
![]() | 十字線 上下にヒゲを伴った足。 売り手・買い手共に勢力が拮抗した状態 相場の方向転換が近いことを暗示していることが多い |
![]() | トンボ 長い下ヒゲがついている足。寄付きから一気に売られたが、引けにかけて値を戻した 上昇途中の一時的な下落時に出現すれば、短期的に見て強い先高見込み |
![]() | 塔婆 上ヒゲの長い小陽線で、寄付きから一気に買われたが、引けにかけて値を戻した 上昇途中、または高値圏で出現すると、短期的に見て強い先安見込み |
小陰線 | |
始値より終値が安いので陰線なのですが、大陰線とは違い始値と終値の差があまり無いものを小陰線といいます。 値上がり幅が少ないということなので、売り手・買い手共に迷っていると考えられます。 迷っているということは、他に材料が無い限り、この足が出ている銘柄に、手を出す意味が無いと考えた方が無難ではないでしょうか。 小陰線を更に分別すると、4種類に分けることができます。 | |
![]() | 小陰線 上下共にヒゲの無い小陰線で、一日かけて徐々に値段を下げてきた 上昇途中なら休憩・一時的な先安暗示、下落途中なら先安見込み |
![]() | コマ 短い上ヒゲ若しくは下ヒゲ若しくは上下ヒゲのついた小陰線で、買い手も売り手も一日中方向感が無かったことを表している この足が出た後は、上下どちらかに動くことが多いので、注意が必要。高値圏や底値圏で出現すると、それまでの勢いが無くなり、方向転換を暗示している場合もあり |
![]() | 下影陰線 下ヒゲの長い小陰線で、寄付きから一気に売られたが、引けにかけて値を大幅に戻した 上昇途中の一時的な下落時に出現すれば、短期的に見て強い先高見込み |
![]() | 上影陰線 上ヒゲの長い小陽線で、寄付きから一気に買われたが、引けにかけて値を戻し、結局陰線で引けた 上昇途中、または高値圏で出現すると、短期的に見て強い先安見込み |
大陰線 | |
大陰線とは、始値より終値が大幅に下落したことを表すローソク足です。 特に規定はありませんが、始値より終値が5%以上安かった場合に大陰線と呼ばれることが多いです。 大幅に下落したということは、その日の始値が高すぎると多くの投資家が考えた、ということです。 この足が意味するところは、「先安」です。特に、横這いが長く続いていた時(保合いという)や、ずっと株価を上げてきていてそろそろ天井だろうと考えられるところで出た場合は、そこを起点に下落し始めることが多いといわれています。 大陰線を更に分別すると、4種類あります。 | |
![]() | 陰の丸坊主 始値から終値にかけて、一気に下落した 先安見込み |
![]() | 陰の大引け坊主 寄付きで一旦上げたものの、すぐに切り返して引けにかけて一気に下落した 先安見込み |
![]() | 陰の寄付き坊主 寄付きから一気に下落したが、引けにかけて少し上げた 先安見込みだが、安値圏で出た場合、そこを起点に上昇し始めることもあるので注意が必要 |
![]() | 大陰線 寄り付きに一旦上げたものの、すぐに切り返して一気に下落したが、引けにかけて少し上げた 底値圏で出ると上昇起点になりやすいが、高値圏で出た場合は下降起点になる場合があるので注意が必要。基本的には、先安見込み |
![]() | 陽線・・・強い上昇 | 陽線の基本形 |
陰線・・・強い下落 | 陰線の基本形 |
![]() | 陽線・・・かなり力強い上昇 | 別名:日の丸坊主 |
陰線・・・かなり力強い下落 | 別名:陰の丸坊主 |
![]() | 陽線・・・かなり強い上昇 | 別名:陽の大引け坊主 |
陰線・・・かなり強い下落 | 別名:陰の大引け坊主 |
![]() | 陽線・・・少し弱い上昇 | 別名:陽の寄付き坊主 |
陰線・・・少し弱い下落 | 別名:陰の寄付き坊主 |
![]() | 陽線・・・上昇しているがどっちつかずの状態 | 別名:コマ |
陰線・・・下落しているがどっちつかずの状態 | 別名:コマ |
![]() | 陽線・・・場中で下落したが買い強く上昇 | 別名:下ヒゲ陽線 |
陰線・・・場中で上昇したが売りが強く下落 | 別名:上ヒゲ陰線 |
![]() | 陽線・・・場中で上昇したが売りが強い状態 | 別名:上ヒゲ陽線 |
陰線・・・場中で下落したが買いが強い状態 | 別名:下ヒゲ陰線 |
これらのものがひとつひとつ集まりチャートとなって株価の流れを読むことが出来ます。
底値圏を示すローソク足の一般的な出現パターンをこちらでご紹介いたします。
あくまでも参考程度にして投資は自己責任で行ってくださいね。
文章か画像をクリックすると詳細画面になります。
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